父親を求めて
私は娘たちを出産して一人の人生ではなかった。急に慌ただしく、仕事も多量に抱えながらさらに小さな二人を育てることになりましたがどうしても仕事を中心にしているスタイルを曲げることが出来ずにいました。それをうまく解決するには自分の睡眠を削っていくほかなかったのです。それでもよかったです。たかが眠れないくらいなんとかすれば。シングルマザーという生活。
育児を行いながら自宅事務所で行っていた電子データの納品業務は深夜まで続きました。仕事と子育て、本当にこれでよいのか。私は分からないながらにも父親との関係性や、娘たちの父親の事を考えました。
私のような生き方をしてほしくない。どうせなら立派な人が父親になってくれたら。という思いを抱くようになったのです。あれほど父に苦しめられてきたのにも関わらず、祖父の面影を忘れることが出来ないまま娘たちにとっては導きがあることを信じたのです。
そして夫を得、家族を持つこととなり私なりに納得は出来なかったけれど娘たちに不憫は追わせたくない事を胸に、相手の『責任を持つから』という言葉を信じ、娘たちの父親に籍を入れました。彼は自分のキャリアの為に私たちを煩わしさに感じとり次第にDVが始まり手を上げることを止めなかったのです。もうたくさんだ。10年間の結婚生活は2年程の共同生活を最後に別居を続けた末終わりを迎えました。焦りをもって行動をした結果だったのかもしれません。本当に必要なことだったのかさえも未だには分からないのです。だって、両親がそろっていても幸せでなければ意味がないからです。でも人は、子供を持つことによって自分のこれまでの生い立ちを考え始める事もあります。回想法のように。子供と同じように自分も無邪気になれる時間とその無邪気さがどうしようもなく煩わしさに代わることもあります。その見極めはとても難しいのです。なぜならそんな理想的で立派な人間というのは存在しないからです。だから、自分が十分に子供を愛せているかどうか、から始めてみても良いのです。もし再婚などでパートナーを探している方、迷いがあるうちはいろいろ頑張らずに一旦、気持ちと時間を落ち着かせて子供が幸せに感じるのか・・を本当にキャッチしてから選択してみても良いのです。