私は彼を信じたことが本当に良かったのか苦しみ続けていました。
私の夫は私が忙しすぎる事に対して常に腹をたて、ストレスを私にぶつけるようになっていました。次第に私たちの家族はDV家庭にはよくある警察沙汰の領域に踏み込んでいました。機能不全家族・・このようなワードを聞いたことが在りませんでした。私がこの家族を作るまでは。夫は子育てには殆ど協力をしませんでした。気の向く時だけ。さらに自分の身の回りのものが見当たらないと不意打ちのように用事を伝えてくる。しかし、子供の話をしたくても自分には関係ない。という空気をつくり話し合いをしようとはしませんでした。私は彼を信じたことが本当に良かったのか苦しみ続けていました。
暴力を受ける事への苛立ちと体力の消耗、意識の分裂、子供たちの不安がる顔。本当に休みたかった。相手を信じたくても何がそうさせているのか、理解しようとしてもその時に解明できたことは殆どありません。自分の事しか考えない、親戚兄弟が味方となり家庭に入り込む・・。理由は様々重なっていましたから特定できないままでしたが、実際には家族を大切にしようとする思いを抱けない心の在り方が根本の問題だったと思います・・。家族という言葉のそれぞれの個体そのもの。理想からかけ離れる家族の雰囲気。周囲から不仲と悟られる恐ろしさ。全てが落ち着かなかったのです。
何が原因でそれほどに妻を殴るのか。力づくで殴られた時、床に転がる自分。子供が震える手で110番をしたんです。私は意識が飛んでいた。かすかに電話に指をさした時、娘が110。って言ったんです。目の上の血まみれたコブで視界が狭く、鼻血で息が出来なかった。床に倒れた自分は眼球を動かすことが精一杯でした。双子の娘は当時小学二年生。二人で泣きながらようやく110って押しました。私はこのまま生き返るのが怖かった。駆けつけた警官は娘たちを抱きしめて大丈夫だよって。救ってくれました。娘たちの泣き叫ぶ声が止んだ時、ほっとしました。
その後離婚時も私を殴る。DVは治らない。って
私はそう気が付いた時、手だてはない。って感じたのです。その時駆けつけていた警察官が私の夫に『もう離れたらどうですか』って諭してくれたのです。そしてようやく距離をとることが出来たのです。いつも命に触れている感覚はなくならなかったのです。できれば心の距離は近くない方がいい。でも家族だからこそ近くないと困るものもあります。でもその人自身が自分の事ばかりでなくて家族の一人一人に目を向ける気持ち、それがないとせめて家族は成り立たないのです。他人とうまくいってもそんな部分は仕方ないのです。だって家族をもとうと思って一緒に始めたのですから。 だから、家族を持とうと思った貴方の考えは間違ってはいないのです。