不思議と心の中で、
「また前の人と同じかもしれない…。なんだか楽じゃない。」
そんな思いが湧いてくるのです。
関わり始めた頃は、
「この人となら、きっと希望のある未来が見える。」
そう信じています。
仕事も頑張っている。
外見にも気を配っている。
だからこそ、「今度こそ幸せになれる」と期待してしまうのです。
ところが、仕事での自分と恋愛中の自分を比べると、まるで別人のようでした。
私は、つい相手に愛情を注ぎすぎてしまいます。
体調を気にかけ、
「何か食べたいものはある?」
と声をかけ、
少しでも相手が喜んでくれることを考えてしまう。
その優しさの奥には、本当は一つの願いが隠れていました。
「私のことも見てほしい。」
だから私は、相手を気遣うように見せながら、実は何気ない質問を繰り返していたのです。
私は優しい人になりたかったのではありません。
本当は、
「私のことも見てほしかった。」
ただ、それだけだったのです。
相手がどんな気持ちなのかを知りたかった。
そして同時に、
「私にもっと目を向けてほしい。」
そんな気持ちを、心の奥で抱えていたのだと思います。
「私のことも見てほしい。」この言葉貴方の大切な人に伝えられますか?
あなたは恋愛で、
「相手を大切にしている」と思っていたことが、
実は「自分を見てほしい」という願いだったと感じたことはありませんか。
もし少しでも思い当たることがあれば、それは決して弱さではありません。
心が長い間、大切にされることを求め続けてきた証なのかもしれません。
デートの帰り道、一人で車を運転しながら、
「また同じだったな。」
と、ため息をついたことがあります。
心が少し曇る。
でも、その気持ちは相手に伝えられない。
「言っても分かってもらえないかもしれない。」
そんな思いが先に立ってしまうからです。
だから、また同じ恋愛を繰り返してしまうのかもしれません。
今の私は、そんな時こそ自分にこう声をかけています。
「次は、ほんの少しだけ素直になってみよう。」
ほんの一言でも、自分の気持ちを伝えられたなら、
相手にも「次」が生まれます。
そして、自分にも「次」が生まれます。
恋愛は、どちらか一人が頑張るものではありません。
お互いが少しずつ気持ちを伝え合うことで、
少しずつ絆は育っていくのだと思います。
私は、このように自分の心に優しく声をかけることを「マインドハグ」と呼んでいます。
誰かに愛される前に、まずは自分の心を抱きしめてあげること。
その一歩が、人との関係を少しずつ変えていくのだと感じています。